MSDN ライセンスの効果的な管理

Kirk Clausen 著

Microsoft ライセンスは、ほとんどの企業のソフトウェア予算の主要な構成要素であり、Microsoft 製品にかかる経費の無駄遣いに主に影響を与える点として、Microsoft Developer Network(MSDN)のサブスクリプションの管理に関してプロセスが最適化されていないことが挙げられます。  企業が MSDN ライセンスの管理においてミスを犯しているパターンとして、主に以下の 2 つのケースが見られます。

  1. MSDN サブスクリプションの調達方法
  2. Microsoft ボリューム購入契約に対する支出方法

MSDN ライセンスの調達

多くの組織において、Microsoft ボリュームライセンスは購買部を通して取得される一方で、MSDN ライセンスは IT 部門が直接購入しているのをよく見かけます。  これが、ライセンスの重複購入に頻繁につながっています。  例えば、新しい従業員が入社した際に、購買部門が(企業合意(EA)支出によりその時点で、または将来的に)Microsoft Office のボリュームライセンスを購入し、その後、IT 部門のマネージャーが、この新規採用者用に MSDN サブスクリプションを購入します。  最終的に、これがライセンスの過剰支出となる場合があります。MSDN サブスクリプションでは、購入した Visual Studio/MSDN パッケージにより、Office の資格管理が与えられる場合があるためです。

他にも非常によく見られる慣行として、IT 部門内に新しい開発者が加わった際に、ライセンスの可用性をまずチェックすることなく、新しい MSDN サブスクリプションを調達してしまうというものが挙げられます。  新規採用者は、既に支払われている既存の MSDN サブスクリプションを使用することができる可能性があるため、結果としてライセンスにかかるコストの無駄遣いになっています。

  • 新規採用者がこれまでいた従業員に代わって雇用された場合、別の MSDN ライセンスを購入する代わりに、既存のサブスクリプションを新しい従業員に再割り当てすることができます。
  • 現在のライセンスの配置を確認せずに、購入するかどうかの決定を行うべきではありません。  組織が、自ら所有する MSDN サブスクリプション数を把握しており、Microsoft に登録されたアクティブなサブスクリプション数と比較していれば、再び新しいライセンスを購入する必要なしに未使用のライセンスを新規採用者に割り当てることができます。

Microsoft 支出と MSDN ライセンス

お客様自身が、有効な MSDN サブスクリプションによって付与された資格管理を掌握していないため、Microsoft ボリューム購入契約に対して支出する際に、自らのライセンスの配置が最適化できていない例をよく見かけます。

例えば、Microsoft SCCM によってレポートされたインベントリで、環境内に多数の SQL Server がインストールされているのが見つかることがあります。また、購入した SQL Server のボリュームライセンス数に至るまで、これを手作業でマッチングすると、不足が見つかり、追加のボリュームライセンスを購入することがあります。  ただし、見つかった SQL Server インスタンスの多くは、潜在的に、MSDN サブスクリプションにより資格管理されており、ボリューム契約の下で支出の必要はありません。

Visual Studio および MSDN が実際にはバンドルであり、このバンドルにより多数のソフトウェア製品に資格管理が与えられています。ただし、Microsoft が時間の経過と共に頻繁にバンドルに含まれる製品を変更しているため、MSDN の資格管理が支出に含まれているかどうかを確認することは非常に困難かつ時間がかかります。このケースが特に当てはまるのは、お使いのライセンス資格を管理するために手作業でスプレッドシートベースのプロセスを使用している場合です。

対応策の提案

組織では、Microsoft ライセンスの配置を最適化して、ライセンスのコンプライアンスを遵守し、無駄遣いを避けなければなりません。  MDSN サブスクリプションを効果的に管理するには、ソフトウェア資産管理(SAM)プロセスとツールの組み合わせが必要となります。 

  • プロセス改善では、MDSN ライセンスを調達する方法に焦点を当てる必要があります。
  • お使いのアクティブな MSDN サブスクリプションにどの製品がバンドルされているかを知るには、ライセンス資格管理の掌握機能がビルトインされたソフトウェアライセンスの最適化ツールが必要です。お使いのツールは、MSDN の資格管理に対してインストールしたソフトウェアを照合して、最適化された調整済みライセンス配置を作成できなければなりません。

ソフトウェアライセンスの最適化

効果的なソフトウェアライセンスの最適化プログラムにより、正確なライセンス配置を提供することで、コンプライアンスリスクを軽減します。また、購入したライセンスに対してソフトウェアインベントリを調整する際に、ライセンス契約の条件下に資格が与えられている製品使用権のすべてが利用されていることを確認することで、ソフトウェア支出を最適化します。

ソフトウェアライセンスの最適化の詳細については、当社のホワイトペーパー 「ソフトウェアライセンスの最適化を実現するのに必要なものは?」をお読みください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です