Microsoft が Server and Cloud Enrollment (SCE) を発売

Microsoft は、長年の間、Microsoft Enterprise Agreement (EA) の下、そのサーバー製品用にさまざまな展開製品を開発してきました。これまでは、Enterprise Application Platform (EAP)、Enrollment for Core Infrastructure (ECI) および Enrollment for Windows Azure (EWA) の 3 つの展開製品が提供されていました。これらの展開製品は、Microsoft のサーバーやクラウドテクノロジーの標準化を目指すお客様に利益をもたらしてきました。これらの製品は、最近 (2013 年第 4 四半期) 販売が中止され、これに代わるものとして、施設内とクラウドベースの展開の両方に対応できるよう柔軟性が強化された Server and Cloud Enrollment (SCE) が発売されました。

EAP エンロールメントには、新しいアプリケーションの迅速な開発を可能にする、ツールやテクノロジーが多数統合されています。ECI エンロールメントは、Windows Server と System Center を含む、Core Infrastructure Server (CIS) スイートをパッケージとして提供します。これには、Datacenter と Standard の 2 つのエディションがあります。Datacenter エディションには、無制限数の仮想オペレーティングシステム (OS) が含まれ、Standard では 2 つのみサポートされています。EWA は、既存の EA エンロールメントを使用していないお客様が Windows Azure サービスを管理するために使用します。Windows Azure は、Microsoft が管理するデータセンターを通して提供されるクラウドプラットフォームです。これは、さまざまなコンピューティング (仮想マシン、Web サイトなど)、データ (SQL サーバー、ストレージ、バックアップなど)、アプリケーション (Media、BizTalk、Visual Studio Online など) およびネットワークサービス (Virtual Network、Traffic Manager など) をサポートします。以下の表は、新しい Server and Cloud Enrollment とこれまでの展開製品をそれぞれ比較し相違点を示したものです:

JP SLO

現在展開中の Microsoft のお客様にとっては、変更事項はありません。SCE に切り替えると、EAP を使用している既存のお客様に影響があります。Standard エディションのソフトウェア保証には割引が適用されますが、Premium エディションでは割引額が少なくなります。EAP プログラムでは、ソフトウェア保証の適用範囲外のユニットのライセンスコストを延期できる可能性がありました。これについて、Microsoft は、ユニットの使用を停止するまで、これらのユニットのサブスクリプションを使用することを提案しています。ECI のお客様の場合も、SCE 割引額は少なくなり、組織内のすべての Windows サーバーに展開する必要があります。Windows サーバーの一部のみに適用される CIS を使用している企業は、Select Plus または EA Enterprise Enrollment などの他のプログラムを使用する必要があります。これらのプログラムでは、Windows サーバーおよび System Center のスタンドアロン製品に比較して、スイートのライセンスとソフトウェア保証の両方に対し 5 % の割引が提供されます。

Microsoft によると、SCE には以下の利点があります:

  • ライセンスおよびソフトウェア保証の新規購入に対する 15% の割引
  • ソフトウェア保証の更新に対する 5% の割引
  • CIS 契約の場合、System Center 使用の Windows Azure リソースの管理が含めれます*
  • SCE 製品の契約条件と予測可能性を最適化
  • 新しいサブスクリプションオプションを提供
  • 完全ソフトウェア保証では、新バージョンの権利を含むすべての展開済みライセンスに対し有利な条件が提供されます
  • 条件に該当するお客様は問題解決サポートを無制限に受けられます

SCE では、単一の契約の下、既存の展開にすべての利点が提供されます。組織は、単一の展開製品を使用して、施設内と Microsoft Azure (クラウド) の両方のライセンスを管理できます。SCE 製品にソフトウェア保証を付けることで、既存のライセンスをクラウドに移行することが可能になり、Microsoft Azure に移行する大きなインセンティブになります。しかし、すべてのお客様に経済的な利益があるかは明らかではなく、状況によってはコスト削減が難しい場合もあります。SCE 製品は、Microsoft とクラウドテクノロジーの標準化を目指すお客様にのみ適しており、導入はインストールベース全体に適用されますが、新しい展開で使用する製品はお客様が自由に選択できます。

Microsoft Volume Licensing Web ページには、Server and Cloud Enrollment のデータシートと、よくある質問が掲載されています。

Microsoft ライセンスの最適化と管理の詳細については、当社のホワイトペーパーをお読みください。ソフトウェアライセンスの最適化を実現するには?

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