データと「ひと」がソフトウェア資産管理を変える

私たちがビジネスを行っているこの世界には、「無限」の資源などありません。だれもが限られた資源を使ってより多くのことをしたいと望んでいますし、またそうすることを期待されてもいます。あらゆる組織が必ず持っている 2 つのもの、それはデータと「ひと」です。データ(ときとして大量のデータ)が本当に意義あるものとなるのは、実用的な情報に変換されるときだけです。情報をプロセスの一環として活用すれば、投資に関してより適切な決断を下し、コストを節約するための見通しを立てることができます。はっきり言えるのは、ソフトウェア資産管理(SAM)の領域ですでに所有しているものを活用すれば、予想を上回るチャンスが得られる、ということです。SAM はたしかに長い道のりではありますが、成熟度が進むにつれて、短期間で効果が得られ、有益な成果を生み出せるようになります。

効果的なソフトウェア資産管理プログラムを意識的に実行することは、夢物語ではありません。優れた SAM プログラムを活用すれば、コストの削減や十分な情報を得たうえでの投資決定が可能になりますが、それだけではありません。セキュリティとソフトウェア・ライセンス・コンプライアンスを向上させ、違反とソフトウェア監査の両方のリスクを減らすこともできるのです。

SAM ツールを使用して、さまざまな部門や地域のデータセンターやデスクトップ環境にあるソフトウェア資産とハードウェア資産に関するデータを変換するのは、「ひと」です。これらのツールを活用すれば、データを貴重な情報に変換し、御社の基盤をしっかりと固めることができます。これにより、IT 支出を最適化し、総所有コスト(TCO)を減らすことができるのです。

SAM ツールは御社のソフトウェア資産インベントリ・データ(あちこちのシステムに、消費しにくい形で散在していることがよくあります)を整合化(名寄せ)して分類し、実用的な情報とすることができます。たとえば、不正に使用されているソフトウェアがあるという情報があれば、そのアプリケーションを削除してセキュリティ・リスクを軽減するプロセスを推進することが可能です。分類により重複したアプリケーションを統合できれば、社内の管理やサポートのためのコストが減るだけでなく、契約交渉力も高まります。SAM ツールは、整合化(名寄せ)したインベントリ・データとライセンス・エンタイトルメント・データを使用して、ライセンス・コンプライアンスの状況を判定します。これにより、コンプライアンスを維持して監査リスクを減らすことが可能です。

有名な言葉に、“garbage in, garbage out(ゴミを入れればゴミが出てくる)”があります。データが不正確、不完全で、整合性がないとしたら、いったい何の役に立つでしょうか?ここで、「ひと」が重要な役割を担うのです。SAM ツールのセットアップが完了すれば、データの矛盾、不完全さ、不正確さを見つけ出す基盤と可視性が確保されたことになります。たとえば、あなたの環境に新たに加わったソフトウェア・タイトルが認識されない場合は、SAM ツールでそのタイトルをアプリケーション識別ライブラリに加えるという対処が可能です。

エンタイトルメント・データ(発注書、契約など)の管理は、その正確さや完全性を定期的に評価することが可能です。また、購入したソフトウェアまたはハードウェアをまだ配備していない場合も、SAM ツール内のさまざまなフィルタ機能を使用して、それぞれのステータスを明確にし、御社の IT 環境の実態を正しく示すことができます。

ソフトウェア資産管理ツールは、テクノロジー・イネーブラーとして働きます。ソフトウェア資産管理者は、合理化されたプロセスを使用して有益な情報を生み出し、コストを下げ、リスクを小さくすることができるようになります。

 

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