Gartner のレポート:ソフトウェア資産管理(SAM)の導入により、ソフトウェア支出を確実に削減

数ヵ月前、Gartner は次のレポートを発表しました。SAM の導入により、ソフトウェア支出を確実に削減

この Gartner の調査レポートに示される以下の 3 つのソフトウェア・ライセンス最適化ベスト・プラクティスを実行することで、組織はソフトウェア・ライセンスに関する支出を 30 %も削減することができます。

  • エンタイトルメントを活用することによってソフトウェアの構成を最適化し、大幅なコスト削減を実現する。
  • 日常的な IT 運用業務を最適化することで、ソフトウェア・ライセンスをリサイクルする。
  • ソフトウェア資産管理(SAM)ツールを利用して、ソフトウェア・ライセンス最適化を促進する。

Blog image 1

出典:Gartner(2016 年 3 月)

Gartner のレポートでは、IBM、Microsoft、Oracle、および SAP を使用するベンダー固有の例をいくつか示し、ソフトウェア支出をどのように削減できるかを説明しています。

  • IBM—フルキャパシティおよびサブキャパシティ(仮想キャパシティ)のライセンスを対象とする、ライセンスプロセッサ バリュー ユニット(PVU)ライセンスの最適化(次のブログも参照してください。IBM サブキャパシティ・ラインセンス管理の解決策)。
  • Microsoft—クライアント アクセス ライセンス(CAL)の把握による最適化、異なるサブスクリプション・プラン・レベル(Microsoft Office 635 など)のプロファイルの最適化、製品条項(または製品使用権)の利用など(CAL および Office 365 の管理について説明する、オンデマンドの Web セミナーもご覧ください。「What’s New in FlexNet Manager Suite 2016」(FlexNet Manager Suite 2016 の新機能))。
  • Oracle—適切なエディションとライセンス・メトリックの選択による最適化、適切な仮想化アプローチの選択など(シリーズ記事「Oracle Database Licensing in a VMware Virtual Environment, Part 2, Part 3」(VMware 仮想環境における Oracle データベースライセンス(パート 2、パート 3))もご覧ください)。
  • SAP—使用状況を追跡および分析して最適なユーザー・タイプを選択し、アイドル状態のユーザーや重複ユーザーを検出、排除することによる、SAP ネームド・ユーザー・ライセンスの最適化(ホワイトペーパー「Curing the SAP Overpayment Syndrome」(SAP ライセンス料過払い症候群の治療方法)をお読みになるか、Martin Thompson 氏による「ITAM ReviewMeet the Challenges of Managing SAP Licensing and Reap the Rewards」(資産管理の再考察:SAP ライセンス管理の課題に対応し、コスト削減というリターンを得る)をご覧ください)。

*** Gartner のレポートは Flexera の Web サイトから無料でダウンロードできます(期間限定)1。

過去のブログ「Software License Optimization」(ソフトウェア・ライセンスの最適化)に示したように、組織がコストを削減できる方法はこの他にも数多く存在します。

  • ソフトウェア監査のコスト削減
  • 労働コストの削減
  • ソフトウェア保守コストの削減
  • ハードウェア・コストの削減
  • より好ましいソフトウェア契約の交渉能力(ホワイトペーパー「Maximizing Value in Software and Cloud Services Procurement」(ソフトウェアとクラウド・サービスの購入の価値を最大化する)をご覧ください)。

ソフトウェア資産管理ツールによる労働コストの削減

労働コストの削減について簡単に見ていきましょう。この分野には、今以上に注目する必要があるはずです。SAM ツールの導入により、手作業の大幅削減が可能となる領域は数多くあります。

  • 自動化により、SAM プロセスに費やす時間と労力を削減。次のようなものが考えられます。
    • 自動化された検出、インベントリ、識別、および名寄せプロセスにより、環境においてソフトウェアを特定するのにかかる時間を短縮する。この場合、アプリケーション識別ライブラリを利用してインストール済みソフトウェアのベンダー、製品名、バージョン、エディションを識別します。
    • ソフトウェア・ライセンス・エンタイトルメントを収集、管理、および把握するのにかかる時間を短縮する。この場合、SKU(Stock Keeping Unit)ライブラリおよび製品使用権ライブラリを利用して自動的に製品使用権を適用し、ライセンス消費を減らします。たとえば、このツールでは、サーバー上のソフトウェアが本番運用環境で使われているか、または非運用環境で使われているかに応じて、ライセンス・エンタイトルメントを適用することができます。
    • ソフトウェア・ライセンス・コンプライアンスの状態を常に正確に把握することで、ソフトウェア監査の準備にかかる時間と労力を削減し、監査リスクを軽減する。
  • SAM ソリューションに統合されているエンタープライズ・アプリ・ストアを実装することで、ソフトウェア・リクエストに対応するためのヘルプデスクへの問い合わせ回数と時間を削減する。 
    • 「App Portal を使用することで、より重要な作業に費やせる時間を 320 時間も確保できました。また、ユーザーは、4 日以内にアプリケーションを入手できるようになりました。アプリケーションを数時間のうちに手に入れ、すぐに生産性を向上させることが可能になったのです。」– Providence Health & Services、ソフトウェア開発スペシャリスト、Jason Andersen氏お客様ケース・スタディの詳細は、こちらからご覧ください。
    • アプリ・ストアはソフトウェア・ライセンス回収プロセスを自動化し、ライセンスの再利用によってコストを削減できる点にも注意してください(Gartner の「ソフトウェア・ライセンスのリサイクル」ステップ)。

FlexNet Manager Suite のお客様を対象とした 2016 年 TechValidate 調査では、全般的なコスト削減と高い投資収益率を実現するにあたって、労働コストの削減は重要な要素となることがわかりました。以下のグラフは、金融業界における当社のお客様を対象とした調査結果を示しています。

Blog_Image_2

総合的には、TechValidate 調査の対象となったお客様の 36 %が、FlexNet Manager Suite の導入後、労働コストの削減が SAM プログラムの ROI に貢献したと回答しました。

また、最大の割合である 53 %の方が、ソフトウェアの再利用(ソフトウェア・ライセンスのリサイクル)が ROI に貢献したと回答しました。

脚注:

  1. Gartner のレポートを Flexera の Web サイトから利用できるのは、2016 年の年末までです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です