SAM では、速度は問題ではない!

ソフトウェア資産管理ソリューションを実装する際に本当に重要なことは、Return on Investment(ROI)をどれほど迅速に実証し始めることができるかということにつきます。

ROI の実証はどの IT プロジェクトにおいても重要な要素ですが、ソフトウェア資産管理(SAM)においてはその重要性がさらに増します。 SAM プログラムの価値を実証するには迅速かつ柔軟に対応することで、ROI を高め、組織のバランス・シートにプラスの影響を与えることができなければなりません。

ご存じのとおり、SAM プロセスを構成するコンポーネントは、以下を含め多くのものがあります。

  • ハードウェア/ソフトウェアの検出およびインベントリ
  • ソフトウェアの識別およびデータの名寄せ
  • ソフトウェア・ライセンス・エンタイトルメント(注文書および契約)
  • ユーザーおよび組織データを含むビジネス・データ
  • ライセンス整合化および最適化

これは、さまざまな事業部門との交渉を行うだけでなく、企業全体で統合されたソリューションにするためです。

この際の課題は、新しいテクノロジの導入を実行するにあたりどのようにして超高速!を達成するかです。

これを実現するためには、物の見方を少し変えなければなりません。

プロジェクトには何度挑戦すればよいでしょうか?つなぎ合わせて統合する必要のある要素を完全に理解していく一方で「分析まひ」の状態に陥ったり、プロジェクトに一度だけ取り組めばよいように完璧さを追い求めて追い詰められた状態になったりしてはなりません。 インスタント・ソーシャル・メディア、24 時間のニュース・サイクル、インターネットへのアクセスが容易なこの時代に、私たちはすたちはすぐに情報にアクセスできることに慣れる一方です。 そして…ほとんどの場合、見出しや関心事について正確に把握するのは異なるサイクルのニュースを何回か知った後になります。

これこそが、ソフトウェア資産管理の導入戦略で採用すべきモデルです!

完璧を期す理由があるでしょうか?

この方法論は、アジャイルまたは会議室パイロット(CRP)とも呼ばれています。 これは、従来のウォーターフォール(SDLC)手法とは程遠いものなのです。

顧客の IT 環境にはそれぞれの幅広い複雑さがあります。そのため、ベンダーが事前に構成されたシステムを携えて交渉の場に臨むことはありません。 また、白紙の状態から始めて、一から要件の策定を始め、機能的で技術的な設計に到達し、ソリューションを構築することもできません。さらに、ソリューションのさまざまな側面を実現するにあたって相互に依存関係があることもわかっています。 ソフトウェア資産管理ソリューションの導入では、これらの各手法の構成要素とコンセプトを活用して最善のアプローチを見つける必要があります。 労力が減ることはないかもしれませんが、目標は ROI 達成までにかかる時間を短縮することです。

以前は、次のような一連の連続したステップがあり、各ステップがプロジェクトの別のフェーズに供給される依存関係を処理していました。

要件を収集する – > ソフトウェアおよびハードウェア・インベントリを検出する – > ビジネス・データ(契約およびエンタイトルメント、ユーザー、場所、エンタープライズ・グループ、資産、サプライヤー)をインポートする – > インベントリが完成し、ビジネス・データをインポートしたら、ライセンス整合化プロセスを開始する – > ライセンス状態を最適化する – > CMDB に統合する – > 追加の使用事例(ソフトウェアの回収、自動化されたソフトウェア・リクエスト、インストール)を実装する…

図 1:SAM の連続した処理(各ステップに「完全な」データがある)

このシナリオでは、本当に意味のある結果が出るまで、12~14 週間以上かかることがあります。

それでは、…物の見方と価値観を少し変えて、迅速な方法で価値を提供するためには完全である必要はないことを理解しましょう。

  1. ソフトウェア資産管理プログラムのすべての要件を収集します。複数のステークホルダーに参加してもらい、このプロセスに提供する情報を収集します。
  2. テクノロジーの導入と環境要件に関して、詳しく話し合います。設計ワークショップに至るまでの一連の技術的な議論は、SAM ベンダーとの対面でのミーティングの前に、コンセプトや質問に対処するためのものです。これにより、ツール要件とインフラストラクチャ要件の両方を確認し、議論を合理化できます。
  3. 最初の「ビジネス・バリュー・ポイント」(1 社または複数のターゲット・ベンダーに対する初期ライセンス状態)の時点ですべてのタスクが集約される複数の並行タスクを示す計画になるように、並行した作業ストリームで作業を開始します。これは、既存のインベントリ・ツールやサードパーティ・アプリケーションとの統合や、ソフトウェア・ライセンス・エンタイトルメント、契約書、およびその他のビジネス・データを集めてシステムへの投入を必然的に伴います。

図 2:データ向上のための繰り返し処理を含む並列 SAM プロセス

4.この時点で、徐々に増加するソフトウェア・ライセンス・エンタイトルメント付きのソフトウェア・インベントリがあります。ライセンス整合化を実行し、ライセンス・コンプライアンス・データの編成を開始します。 まだ完全ではありませんが、早い段階の結果を示すことができます。 インベントリが向上し続けると、コンプライアンス状況も向上します。 このプロセスを数回繰り返すと、有効なライセンス状態の確立に到達します。その間常に、エグゼクティブ運営委員会(Executive Steering Committee)に結果を示すことができます。これにより、そもそも SAM プロジェクトへの投資の基盤となった ROI 達成への道のりを示すことができます。

当然ながら、SAM ツールのベンダーと協力してデータをプロアクティブに収集し、難しい技術上の問題に早期に対処する準備ができている必要があります。

わずか 4~5 週間でエンド・ツー・エンドのソフトウェア資産管理プロセスをプロジェクトに提示できることと、これを上級経営陣に公開できることは、組織全体のエンゲージメントを実現するために役立ちます。また、SAM プログラムのサステナビリティも向上させ、より迅速に ROI を達成することができます。

SAM プログラムによる ROI 達成の迅速化の詳細については、Web サイトをご覧ください。

 

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